秋の終わりのメランコリー

夢の中で空にかかる27日月を見た。

記憶を失っていくかの母(ひと)の命はすり減って

すり減ったぶんだけ過去からわたしの記憶が押し寄せる。

日に焼けた麦藁の匂いがして

なつかしくもありえたはずの遠い日々が

古ぼけた本のページのように片隅から零れ落ちていく。

語る言葉を失って

わたしのなかの詩人の魂はやがて新月にさしかかり

闇の中に消えてしまった、

メランコリーの気分だけを残して。






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Re: No title

Sado Jo さん コメントありがとうございます。
ずいぶん、ごぶさたしてしまいました。

今年の終わりと次の年の初めはゆっくり月の光を
浴びることができると思います。

月に呼ばれて帰るのですから。

No title

Lune oqui cr pos tatumn.
Homu aude cr dis Soenan.
Cure Tint le vid siesta.
Mimo scap ler nox grad.

(ラテン語訳)
月は静かに語る
だれにも聴こえぬ声で
繰り返す潮の満ち引き
消えゆく記憶の情景

と言うノリクス・ベネディクトゥスの詩がとても好きな私です。
朔日になったら、女神アルテミスは狩りを休むのでしょうか?
暗闇の月世界では狩りはできませんものね^^
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Author:majikanakajima
やっとみつけた本当のわたし。自分探しはもうおしまい。ずっとまえからここにいる。わたしの名はメランコリー。

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