待降節の渇き

クリスマスイルミネーションの残滓が

冬の嵐の季節を逆戻りしたかのような

生暖かい風に吹き付けられ

ひび割れた石壁の間に吹きだまる。

石壁に囲まれた古家は落ち葉に覆われ

枯葉とともに朽ちていく。

濡れた枯葉もかさかさと渇ききるほどに

古家に引きこもるわたしのこころは渇く。

やがてその渇きは枯葉とともに

ぼろぼろとこぼれて塵のようにくだけ

一陣の風に吹き飛ばされるだろう。

かつては孤独ですら湿り気を帯び

その先にはかすかにまだ見ぬ夢の

予感のようなものが感じられもしたが

渇きはわずかな期待をすらも干上らせた。

もっとも、恐ろしい死は渇きによる死だという

一滴の水もなく石壁の牢獄に閉じ込められる

この渇きは、魂を潤す水のない渇きか。

いつからわたしはこのような牢獄に

閉じ込められてしまったのか。


rousoku.jpg
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テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Re: こんにちわ^^

sado Joさん

12月4日に右手中指第一関節を手術しました。
明日抜糸ですが、まだはれが引かず痛いです。

そして私はまだ時々痛みと同一化し、痛み=私になります。

Re: 気持ちが高揚しちゃってます!

水あめさん

コメントありがとうございます。

>もし、もし良かったら私の悩み少し聞いてもらえないですか?

私でお聞きできることでしたら、どうぞ。

ここに書きにくいことでしたらメールでどうぞ。

mail@majikanakajima.com

気持ちが高揚しちゃってます!

ちゃんと書き込めていたらいいんですが大丈夫でしょうか?はじめての書き込みなので少し心配です(汗)

あの…majikanakajimaさんの言葉にすごく引き込まれました、私は伝える作業が下手なもので心底羨ましいです!
自然と好きだなと思いました。

本屋さんでたまたま手にとった本がヒットだった時のような感じというのか(上手く言えずすみません)
いまは幸運から見放されてしまっているかのように、泥沼にハマり込んで抜け出せない感じが続いてしまっていて…。

だけどそんな今だからここに来れたのかもしれないで
す。
もし、もし良かったら私の悩み少し聞いてもらえないですか?

こんにちわ^^

「肉体は魂の牢獄である」~ソクラテス~
「孤独は死に至る重大な病だ」~キュルケゴール~
哲学になっちゃいました。ま、詩と言うものは哲学の一種でもあります^^
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majikanakajima

Author:majikanakajima
やっとみつけた本当のわたし。自分探しはもうおしまい。ずっとまえからここにいる。わたしの名はメランコリー。

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